神々の黄昏

次の日、朝4時45分に起こされ、フロントで冷たいサンドイッチをわたされ、たどり着いた成田。

 寒い。

チェックインが終わったところで、まだ10時前。

フライトはさらに遅れて14時45分。

お食事クーポン(1000円)もらっても許せる範囲じゃないぞ。

一本前の便のビジネスクラスに乗せろってんだ。

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しょうがないので喫茶に入ってメールチェック&この原稿書き。
携帯電話をこれぐらい離さないと通信中はマシンからノイズがでるのだ。
J-Phoneの時よりひどい。


おっとコンセント見っけ。速攻、盗電。ラッキー。満充電まで粘るぞ。
(ちなみにここは第1ターミナル5F Cafe & Grill マイアミ最も奥の席である。
充電マニアは要チェック!)

くっそぉ、筆が進むなぁ。

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(ここから先は屋良有作さんの声でお読み下さい)

実は一本前のミネアポリス行の飛行機は14時15分発であったのであるが、主要機材トラブルのため飛ぶことができなかった。幸い代わりの飛行機があったため1時間遅れですんだ。
 この時、名古屋からの乗客で、再度、飛行機を乗り換える者がいた。2回にもわたる乗機の移動をもってして、なお、不退転の決意をもってアメリカ行きを成し遂げた彼は、この後、「鉄壁」の異名を奉られることとなった。これに対し、偶然とは言え、再度の搭乗機変更を免れたOutbound Mobiler の状況を良しとするかは後世の歴史家の評価が別れるところである。なぜなら、定刻通り2時45分に出発してもミネアポリスでの乗り換えは到着の3時間後であり、1時間遅れであってもその遅れを十分取り返すことができたからである。宇宙歴−801年、帝国歴−1131年、渡米の状況はいまだ混迷の様相を呈していた。(*1)

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そんなこんなでようやく飛行機に搭乗。

 が、こんどの席は狭い。テレビもろくに見れない位置だ。他の席には3人掛けシートをひとりで占拠しているものもあると言うのに、これだけ迷惑をおかけした私に対してまったく良いことないとは。となりの老夫妻はクレジットカードなくすしぃ。ま、ここは気を取り直してモバイル、モバイル。

 って、いかん論文の査読しなきゃ(*2)。


*1: 知らないヒト、ゴメンナサイ。

*2: 例によって仕事である。遊びではない!

次は>Minneapolis againの巻

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